ドライアイ・
小児眼科・眼科一般

ドライアイ

ドライアイとは

目が涙っぽくなるのでドライアイではないと思っている方が多いのですが、実は乾燥感以外にも眼精疲労、まぶしさや視力低下など様々な症状を起こします。
涙液量が正常であっても、涙の蒸発が亢進し組成のバランスが崩れることでドライアイになってしまうことがよくあります。アイメイク、コンタクトレンズ、マイボーム腺(瞼の中にある脂を分泌する腺)の閉塞や結膜の炎症などの要因で涙液バランスが崩れドライアイになります。
また、ドライアイは眼精疲労を起こしやすくし、見え方にも影響を与えます。
まずはドライアイを引き起こしている原因を治療し、涙液バランスを整えていきます。

当院のドライアイ治療

涙液量や涙液のバランスを確認し、状態に合わせた点眼薬を選択
涙液に脂質成分を供給するマイボーム腺(瞼の中にある脂を分泌する腺)の状態確認・治療
点眼薬のみでは涙液量が不十分な場合、涙液を眼表面に留めるための処置(涙点プラグ)実施
定期的な点眼手技確認の実施

ドライアイの原因

涙は図のように、外側から油層、液層の二層構造をしています。
「油層」は、マイボーム腺から分泌され、水分の蒸発を防ぎ、「液層」は、角膜への栄養補給や感染予防、傷の治癒など、涙の重要な働きを担っています。また、「分泌型ムチン」は、涙が目の表面を均一に分布するのを助けています。
この組成バランスが乱れると、ドライアイになります。

〈目の表面の模式図〉

【画像】ドライアイの原因

大塚製薬「あなたのその症状、ドライアイかも...」より許可を得て転載。
目の乾きだけが、ドライアイではありません。大塚製薬「ドライアイは凸凹アイ」もご参照ください。

ドライアイの治療

点眼治療(人工涙液・ヒアルロン酸・ムチン分泌促進)、涙点プラグ(涙点閉鎖)、マイボーム腺機能不全の治療などがあります。

小児眼科

小児の近視予防

小児の近視抑制目薬「リジュセアミニ」の処方を行っております。

リジュセアミニ

近視とは

目の中に入った光のピントが合う位置が網膜より前になっている状態のことをいいます。近視のほとんどは眼球が前後に伸びることで起こります。

近視の進行時期

眼球は体が成長する時期に伸びることが多く、低年齢の頃に速く伸びる可能性があります。

近視の進行時期

近視進行抑制治療の目的

近視は子どものときほど速く進む可能性があります。早い段階からできるだけ近視が強くなるのを避けることで、将来の見え方を守り、目の病気になる可能性を低下させることが治療の目的です。

近視進行抑制治療のイメージ図

近視進行抑制治療は近視の進行を抑制するものであり、進行が完全に止まるわけではありません。
近視進行抑制治療は近視を改善するものではないため、近視の程度に応じて眼鏡やコンタクトでの視力矯正が必要になる可能性があります。

リジュセア ® ミニ点眼液0.025%のはたらき

この薬は眼球の前後の長さが伸びるのを抑えることで、近視の進行を抑制することが期待できます。

リジュセア ® ミニ点眼液0.025%の使い方

1回1滴、1日1回就寝前に点眼します。
毎日続けて点眼することで、近視の進行を抑制することが期待できます。
医師または薬剤師の指示に従って正しくお使いください。

注意すること

点眼後に次の症状があらわれたときは、医師または薬剤師にご相談ください。

  • まぶしく感じる
  • かすんで見える

点眼後、まぶしく見えたり、一時的に目がかすんだりすることがありますので、必ず就寝前に点眼するようにしてください。就寝前に点眼しても、翌日までまぶしく見えることがあります。

まぶしさや目のかすむ症状が回復するまでは落下の恐れのある遊具の使用、屋外のクラブ活動や球技等のスポーツ、 自転車や自動車等の運転、機械の操作等は行わないでください。 また、必要に応じてサングラスをかけるなど、太陽の光や強い光を直接見ないようにしてください。

1回に2滴点眼したり、1日に2回点眼したりしてはいけません。
点眼し忘れに気づいた場合には、忘れた分は点眼せず、次の就寝前に1回1滴を点眼してください。

定期的に眼科を受診すること

点眼期間中および中止後は、定期的に眼科を受診して検査 (屈折検査、眼軸長の測定など) を受けてください。点眼中止後に近視の進行が速まる可能性がありますので、自己判断で点眼を中止するのはやめましょう。

治療は10代後半まで続けましょう

近視の進行が安定化する10代後半まで治療を続けることが望ましいです。治療が終了した後も、近視が進んでいないことを確認するために定期的に眼科を受診しましょう。

料金について

1か月分 薬のみ 4,380円(税込)
診察・検査代(3カ月毎) 5,500円(税込)

小児の弱視

子供の光を守るためにスクリーニング検査を

50人に1人の確立で眼鏡をかけても低視力の子供がいます。これを弱視と言います。
弱視は、見る能力が育っていない状態のことです。
弱視の治療が有効なのは6歳頃までと言われており、治療時期を逸すると生涯にわたり低視力のままとなってしまいます。
そのため3歳児健診、4歳児健診、就学時健診と視力を確認するためな簡易検査がおこなわれていますが、残念ながら異常があるにも関わらず異常が見つけられない場合があります。
そこで近年小児のスクリーニング検査において生後6か月から検査可能なスポットビジョンスクリーナーが普及してきています。
未来ある子供たちの光を守るためにスクリーニング検査は大変重要です。

子供の光を守るためにスクリーニング検査を

眼鏡処方は、予約制となっております。詳しくはお問い合わせください。

眼科一般

当院では眼科全般の症状を診察しております。
以下のような症状など、目に関してお悩みのことがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

  • 充血
  • 目やに
  • まぶたの腫れ
  • 目がゴロゴロする
  • 目の乾き
  • 目のかゆみ
  • 眩しい
  • 見えにくい
  • メガネを作りたい
  • 見えない場所がある
  • 目をぶつけた
  • 黒いものが飛んで見える
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